地域で暮らすための支援

居宅介護
居宅介護（ホームヘルプ）とは、障害者・障害児の家庭に対してホームヘルパーを派遣して、入浴や排せつなどをお手伝いする身体介護、掃除や洗濯のお手伝いをする家事援助、通院や市役所などへ手続きに訪れるのをお手伝いする通院等介助といった支援を行います。

対象者
障害程度区分が区分１以上（障害児にあたってはこれに相当する心身の状態）にある者
ただし、通院等介助（身体介護を伴う場合）を算定するにあっては、下記のいずれにも該当する者
①区分２以上に該当している者
②障害程度区分の調査項目のうち、次に掲げる状態のいずれか１つ以上認定されていること
「歩行」：「３　できない」
「移乗」：「２　見守り等」、「３　一部介助」又は「４　全介助」
「移動」：「２　見守り等」、「３　一部介助」又は「４　全介助」
「排尿」：「２　見守り等」、「３　一部介助」又は「４　全介助」
「排便」：「２　見守り等」、「３　一部介助」又は「４　全介助」

重度訪問介護
重度の肢体不自由者で常時介護を必要とする方に、入浴や排せつなどの身体介護や、掃除や洗濯などの家事援助、外出時における移動中の介護を総合的に行います。

対象者
重度の肢体不自由者であって常時介護を要する障害者
具体的には、障害程度区分が区分４以上あって、下記のいずれにも該当する者
①二肢以上に麻痺等があること
②障害程度区分の認定調査項目のうち「歩行」「移乗」「排尿」「排便」のいずれも「できる」以外と認定されていること

行動援護
知的障害または精神障害により行動に著しい困難を有する方に、外出時の危険を回避するために必要な支援を行います。

対象者
知的障害または精神障害により、行動上著しい困難を有する障害者等であって常時介護を要する者で、障害程度区分が区分3以上であり、障害程度区分の認定調査項目のうち行動関連項目（11項目）等の合計点数が8点以上（障害児にあってはこれに相当する心身の状態）である者

同行援護
視覚障害により、移動に著しい困難を有する障害者等につき、外出時において移動に必要な情報を提供するとともに、移動の援護、排せつ及び食事等の介護など、外出する際に必要な支援を行います。

対象者

視覚障害により、移動に著しい困難を有する障害者等であって、同行援護アセスメント票において、移動障害の欄に係る点数が１点以上であり、かつ、移動障害以外の欄に係る点数のいずれかが１点以上である者
ただし、身体介護を伴う場合を算定する場合にあっては、下記のいずれにも該当する者
①区分2以上に該当していること
②障害程度区分の調査項目のうち、次に掲げる状態のいずれか一つ以上に認定されていること
「歩行」：「３　できない」
「移乗」：「２　見守り等」、「３　一部介助」又は「４　全介助」
「移動」：「２　見守り等」、「３　一部介助」又は「４　全介助」
「排尿」：「２　見守り等」、「３　一部介助」又は「４　全介助」
「排便」：「２　見守り等」、「３　一部介助」又は「４　全介助」

短期入所（ショートステイ）
在宅で生活されている方で、その方の介護を行う者の疾病やその他の理由により、保護が必要になった方に対し、障害者支援施設や児童福祉施設などへ短期間の入所をさせ、入浴、排せつ及び食事その他の必要な支援を行います。

対象者
障害程度区分が区分1以上である障害者
障害児の障害の程度に応じて厚生労働大臣が定める区分における区分1以上に該当する障害児

自立訓練（生活訓練）
地域生活を送る上でまず身につけなくてはならない基本的なことを中心に訓練を行い、自立した日常生活または社会生活を営むことができるよう、一定の期間、生活能力の向上のために必要な訓練などを行います。

対象者
地域生活を営む上で、生活能力の維持・向上等のため、一定の支援が必要な知的障害のある方・精神障害のある方。